仕事納めや引っ越し等でブログの更新が滞っていました💦
みなさまお元気でしょうか?
なかなか時間が作れずに4月も中旬に入ろうとしています。
さてさて私の沖縄でのお仕事「不登校児童生徒の支援」3月22日をもちまして終了しました。
丸3年という長いようであっという間に過ぎていった3年間。
最後の締めくくりは、安定のヤンキーちゃんでした笑
なぜに特攻服?!
これは沖縄の伝統・・・なのか?
いや、ただ時代が変わっていないだけ・・・なのか?
うーん、私が働いていた地域はずっと昭和なのか?
ヤンキーちゃんたちにとって卒業式は15年の人生で最大のイベントなんです!
彼とは約2年間の付き合い。
おりこうさんで優しくて人懐っこい男子でした。(←今も基本は変わりません)
家庭事情も複雑だったことから、周りの影響でヤンキーに染まっていき遊び非行に。
私が支援をしていた時は遅れてでも学校へ連れていき最後まで学校にいてくれてました。
ただ、私も彼が中3になったのと同時に小学校へ異動だった為
直接的な支援は出来なくなりましたが
卒業生と溜まり場でお話したり、電話やラインでやりとりしていました。
そして卒業式は諸事情で不参加。
学校側は連絡も取れないどころか、家庭訪問しても出てこない。どうしたらいいかな。
と相談があり、学校側と連携しどうにか卒業式を実行できるよう協力しました。
私の最後の仕事としてあなたの卒業式を見届けたいんだけど、卒業式やろうよ!!
直接電話を掛けると、二つ返事で「いいよ!!先生がいるならやるよ!」
といとも簡単に返事をする彼(;・∀・)なんやねん二つ返事って。
すぐに中学校と連絡を取り、修了式の午後に卒業式のセッティング。
もちろん中学校側は不信感だらけ・・・
どうせまたドタキャンするんじゃない?
本当に来るわけ?
どんなツラしてくるわけ?
そう思う気持ちも分からなくない。
ただ、彼がなぜその約束が出来たのか・・・よく考えてほしいと私は思いながらも
制服でくること
保護者同伴
時間厳守
3つの約束をして当日を迎えました。(何度も当日朝まで伝えました)
ところが!!!!! 彼が来ない!!
学校側も「またドタキャン?!ほんとにくるわけ?」
私は来ることを信じていたので待つのみ。
そして集合時間直前に彼からの電話・・・もう嫌な予感しかしない笑(;’∀’)
先生!!
制服が無くてから、ピンクのやつで来る!!
お父と車で来るからもう着くから待ってて!!!
ピンク?!ウソよね。まさかね・・・と去年の生徒指導の先生と玄関で待ちわびていたら
正門前をショッキングピンクを身に着けただろう誰かが車に乗って通り過ぎるわけです。
ガクガクブルブルしながら、駐車場に走ると髪の毛もしっかり決めた彼がいたんです(゚Д゚;)
制服って言ったじゃん!
100歩譲って似合っているけれども!!なぜに?!笑
卒業式だよ?!来てくれたのはとっても嬉しい💞
が、しかしよ!!!笑
お父さんはしっかりスーツ。
私たちは失笑しながら校内に入れて、制服に着替えるよう促すも・・・・・
これまた全然着替えないwww
ショッキングピンクの特攻服を脱ぎたくない、でも証書は欲しい。
10名以上の先生方が見守り促しても着替えない、時間は過ぎていく・・・
しびれを切らした私は、
「自分で着替えないなら、私が着替えさせるよ~!制服の写真、特攻服の写真どっちも撮るから着替えよう!」
と話すとしぶしぶ特攻服を脱ぎ始める始末。登校してから30分は経過していました。
校長室で初っ端から叱られ、不機嫌そうに私をチラ見。
15分程度でしたが、校長先生から証書をもらい終わったらサッサと特攻服へ。
特攻服での写真はNG!!!と校長から一喝・・・
彼から「先生、最後だから写真撮ろう!」と言われ、私と彼の関係性を知る先生方が
OKくれて記念に1枚撮ることが出来ました。
帰りを見送るときも、ショッキングピンクの特攻服で助手席から大きく手を振る彼。
ほんとに最後まで心配かけさせるカワイイ生徒。
学校側は特攻服で来た事を良く思ってませんでしたが
結果として制服を着て証書をもらえたことは彼にとってもケジメになったと思います。
その後、彼のラインを見ると私と撮った写真をアイコンにしていてビックリ(;・∀・)
そして一番びっくりしたのが、私が完全に沖縄から発つ日の飛行機に乗る直前に
ごうはら~
2年間ありがとうね~
担任とかじゃなかったけど一番好きな先生だから
また会いにきてよー!
ってメッセージ。離陸直前に涙腺が崩壊しそうになり我慢。
子供が私の顔見て何かを感じていましたが、お天気最悪の雨だったので、離陸した直後は
濃霧で沖縄の街並みを感じることなく上空へ(ToT)/~~~ある意味良かった
いろんな想い出が駆け巡りましたが、3年間の不登校生徒児童支援で
彼をはじめとする深く関わった50名近くの生徒児童がこれから先の人生で
自立・自律をどうやってしていくのか。
私たちの支援はほんの一部。
たくさん笑い、ハイタッチしたり、時にはゴリゴリに叱り、肩パンくらわしたり、追いかけたり
探し回ったり、なぐさめたり訴えられそうになったり・・・
一緒にサーターアンダギーやぜんざい食べながらゆんたくしたり・・・
関わった子供たち、保護者からも色んな勉強をさせてもらった3年間でした。
4月からは新しい環境でまた「不登校生徒児童の支援」に関わります。
色の違う子供達とどんなドラマが待っているのか楽しみながら支援していきます。