今年度の不登校支援のお仕事が
最終日だった今日。
このお仕事をしていてトップクラスに入るぐらい嬉しい出来事をご報告♡
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3年ぶりに制服を着て
修了式に出席できました!
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小学生の男の子ですが
3年生の2学期後半からピタリと学校に来れなくなっていました。
登校できなくなった理由は家族も分からない。
本当に突然のことだったそうです。
10月から関わらせていただき、夫婦で必ず登校をしてほぼ毎週面談を続けて約5カ月。
先週の面談時に
『修了式に出席してみたい』
と男の子から出てきたことで、私もせっかくなら!と本来なら違う学校での勤務日だったのですが、この子の為に!と思い急遽変更。
でも、ここでも嬉しい話。
本来勤務すべき学校の教頭先生に事情を話すと
えぇぇぇ!3年ぶり?!
りえ先生すごいね!!嬉しいね!
いいよ!いいよ!ぜひ立ち会ってきて!
いやー嬉しいね!
明日来れるといいね。
と知らない生徒の事なのに、まるで自分の学校の生徒のことのように喜んでくださったことがとっても嬉しかったんです。
そして今日修了式当日・・・・
すこし遅れながらも父親と登校してきました。
しかもしっかりサイズが合った制服を着て新しい靴を履いて。
私としてはこれだけでも花丸です!!
父親との約束は
「本人が帰りたいと言ったタイミングでお電話します」
この事だけ。母親も心配と不安を抱えながらお仕事に行かれたそうです。
修了式~掃除~学活~離任式~下校
この流れを説明し、本人に考えさせながら選択肢も提示しつつ自分で選んで決めさせる。
すると彼はなんと!!
- 修了式を体育館外から見学
- 教室まで行けたこと
- 教室の中で担任から通知表をもらえた
- 離任式は体育館に入って、最後まで話を聞けて校歌まで歌えたこと
4つのことが出来たんです。
途中、緊張で不安で途中で折り返したこともありました。
でもそのたびに私は

不安だったんだね。
どうして不安だった?
・・・・
その不安が消えて●●が出来るようになるにはどうしたらいいか一緒に考えよう!
と必ず受容と確認と一緒に考える。
という作業をしました。
そして本人に選ばせ決定させて行動させる。
常に選択肢を2つ用意してタイミングを見て提示する。
そうすることで、本人が目標にしていた
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修了式に出席する
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という課題をクリアできるよう
陽性感情と陰性感情での気づきを与えていき、いかにも本人が自ら気づいたかのように話していくことを心掛け応援する。
正直、途中で帰りたい。と言うのではないか?と考えていたのですが、まさかの最後まで参列出来て、私含めて先生方もとてもビックリ。
生徒本人も
先生!とっても嬉しい!
行くまでは気持ち悪くてイヤだったけど修了式は行きたい!って決めてた。
緊張で朝ごはんもあまり食べれなくて学校きたら緊張で背中に汗かいちゃうし、
でも自分がここまで出来たことがすごくうれしい!
お父さんもお母さんもビックリするはず。
と表情がとても明るく、声のトーンもあがり
父親がお迎えに来て今日の出来事を説明すると
目に涙を浮かべながら男の子を抱きしめる。
その光景はこの家族が待ちに待った瞬間でした。
約3年、突然目の前が真っ暗になり
どうしていいかわからず、子どもの不安定な情緒に困って苦しい日々だったはず。
もちろん生徒も突然学校に行けなくなった理由が自分でもわからず真っ暗。
そこに少しずつ光が射し、雲一つないとても暖かい今日、生徒自身が行動に移したということが、支援の仕事をしていて嬉しいなと感じるところ。



今日はたくさんお話を聞いてください。
今日の行動は全て生徒本人が決めて行動したことです。
たくさん褒めてお寿司でもご褒美に食べさせてください。
本人とご両親が頑張ってきた成果です。
と父親にお伝えして、本日の業務を終えました。
担任の先生から、感謝もされましたが
私が頑張ったわけじゃなく
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本人と保護者の努力が今日の結果
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です。
でもね、改めて思ったのは
夫婦が一緒に子どもの為に動くところは
改善、展開が早い!
今年度、新しい土地で約20組の家庭と関わってきましたが、沖縄での経験や知識を大いに生かして出来たことがたくさんだったなぁ。と自画自賛して次年度も楽しみたいと思います♡